歴史が持つ重み
今回は、誰もが憧れるアンティーク家具の魅力について
探っていきたいと思います。
もはや単なる家具ではなく、美術品としての価値の方が高いのが特徴です。
それは現在だけでなく、古くのヨーロッパでもそうでした。
私たちの家具への思いとはケタ違いの、強い愛着を持って扱われてきました。
それほどまでにこだわったからこそ、
今でもその輝きを失わずに現代人を魅了しているのです。
20世紀以前に丁寧に作られた家具は、
手入れをしながら50年・100年と大切に使われ続けています。
どのような家庭に置かれ、どのような生活を共にしてきたのか、
その家具だけが過去の想い出を知っている。
自分が生まれるよりも前に誰かの手によって大切に造られ、
大切に使われてきたなんて、想像するだけでも楽しいですね。
しかし残念ながら、アンティーク家具の多くが何かしらの
手を加えられたもので、修理などがされているそうです。
ですから、長年一人のオーナーに所有され、保存状態がよく
何も手を加えられずに市場に現われる本物は、極まれのようです。
たとえ、運良く欧米のショップで見つかったとしても、
ものすごく高値で売られていたりします。
近年日本では、中古家具に少し手を加えたものを
アンティークとして売っているようです。
これが本場であるイギリスとなれば、そのような家具は中古家具、
復古家具として扱われてしまい、アンティークとは呼ばれません。
中国製の人気がある
最近では、中国アンティーク家具も人気があるようで、
主に明朝〜清朝、中華民国時代に作られたものが注目されているようです。
また、一般に中国アンティーク家具とは
保管状態のよい物を熟練した職人が修理した物を指します。
現在は中国国内からの輸出が禁止されているので、
これらを手に入れることは難しいかもしれませんね。
ちなみに、2〜300年前の旧家を解体し、
丈夫な柱や梁から復元された家具のことを「古木復元」と呼びます。
年数の経った木で造られているので、決して人工的に再現できない風合いが
とても素晴らしい具合に出ていて、雰囲気のある家具として蘇っています。
アンティーク家具の価値を見分けるには、
たくさんの知識と長年の経験が非常に重要になってきます。
素敵な品を見つけるコツは、よく勉強し、丁寧な仕入れをしている店のオーナーに
質問するなどしてみることだと思います。
見ているだけで優雅な気分になれる価値あるアンティーク家具、
一度その魅力にとりつかれると他の家具では満足できなくなってしまうでしょう。
原型をとどめ高級材を使用した厳密な意味でのアンティークは
非常に少ないですが、ぜひ探し出してみて下さいね。